痔になりやすい人

便秘がちの人

 若い人で「痔核(いぼ痔)」になる人は便秘の人が多い。排便時に強くいきむことで、うっ血が起こり、痔核(いぼ痔)になってしまうと考えられます。
 特に「裂肛(きれ痔)」は排便の際に肛門が裂けて傷つくもので、女性に多くみられますが、こちらも便秘との関連が強い。
 中学生・高校生といった若いころから便秘が慢性化して「痔」になるケースも多いです。

ストレスが多い人

 最近は過敏性腸症候群が増えています。働く女性に多いのですが、ストレスで自律神経のバランスが崩れて胃腸の働きが乱れて、便秘と下痢を繰り返すことで、「痔」になるというケースが多くなってきています。

遺伝的な要素

 遺伝子レベルの研究はされていませんが、親子で同じ症状を患う人が多いのも事実です。
 おしりの組織が構造的に丈夫な家系、そうでない家系があるようで、特に肛門の柔らかい組織がずり落ちるタイプの「痔核(いぼ痔)」は遺伝の要因が大きいと思われます。親・子ども・孫と3世代にわたる患者さんもいるくらいです。

生活が不規則な人

 食物繊維をあまり摂取しない人は便秘がちになります。現代人に多い、高カロリー高タンパク、低食物繊維という食生活は、「痔」におよぼす影響も大きいと思われます。
 また刺激物も「痔」にはよくないのです。刺激物は腸に負担がかかり便秘あるいは下痢の原因にもなるので、摂りすぎには注意が必要でしょう。下痢便の勢いで肛門が切れることはありますので…。
 そしてアルコールやタバコはうっ血を招きやすくなりますので痔には要注意の嗜好品といえるのではないでしょうか。